ダニに刺されたと一言で言っても実際には、刺すダニと血を吸うダニがいます。また、すべてのダニが刺したり吸ったりするわけではなく、別の症状の原因になることもあります。
ダニに刺されたと思ったら、実は別の虫、蚊に刺されていたということもあり得ますよね。
今回はダニに絞って、刺されたときの対処法やなぜ刺されるのか、その原因を探っていこうと思います。同じ「ダニ」でも対処法は違うかもしれず、これを読んでいただきダニについて詳しくなってください。
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今回の記事では、ダニ刺されの原因や対処法を紹介していますが、少し長文になっているので先に結論をお伝えします。
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天日干しや掃除機などで大丈夫だと勘違いしている人が多いのですが、天日干しでは布団の奥に隠れているダニは死滅しませんし、掃除機でも奥のダニまで吸い取ることは難しいです。
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目次
ダニに刺され時に一発で症状を把握!代表的なダニの種類を確認!
ダニに刺された時の為に症状まず、ダニと言っても様々な種類がいることを知ってください。ダニは全世界で4万種を超えると言われており、全部を紹介することはできませんが、代表的なもので知っていただきたいのは、以下の5種類のダニです。
ヒョウヒダニ
(チリダニ)コナダニツメダニイエダニマダニ
かゆみがないことも |
これを見てわかるように、ダニと言っても種類によって、生態やエサなどが全く違うことが理解できます。
ダニは目に見えない小ささと思いがちですが、マダニは大きなもので1㎝、これなら肉眼でもわかりますよね。
これだけ違うと、対処法も変わってきそうです。
刺すダニ、刺さないダニがいます。すべてのダニが人を刺すわけではありません
ダニに刺されると言っても、上の表を見ていただければわかりますが、「刺すダニ」と「刺さないダニ」がいます。つまり赤く腫れてかゆい場合、「刺すダニ」に刺されたということで、そのダニに刺されないようにしなければなりません。
刺さないダニ
ヒョウヒダニ(チリダニ)、コナダニは人を刺しません。
しかし、ダニアレルギー(咳など)の原因となるのは、これらの刺さないダニです。
繁殖している環境にいればアレルギー症状が出るので、赤ちゃんやお年寄りのいる家庭は注意が必要です。
刺すダニ
刺すダニはさらに2種類に分かれます。
ツメダニが該当します。人の血を吸うわけではなく、その名前の通り爪で人を刺してしまいます。その結果アレルギー反応が起きて、腫れてかゆみが出ます。
そのダニが繁殖しやすい環境を作っていないか確認することもできますよね。
なぜダニに刺されるのかその原因を探ります
同じ環境で暮らしている家族はダニに刺されないのに、自分だけ刺されてしまうという人もいるはずです。
同じソファ、同じ布団、同じ畳を使っていても、なぜ刺される人と刺されない人がいるのでしょうか?
刺されやすい人、刺される原因には次のようなことが考えられます。
赤ちゃんなど肌が柔らかい人
ダニが好んで刺す(吸う)のは固い皮膚ではなく柔らかい皮膚です。赤ちゃんなどのぷにぷにした肌はダニが刺しやすく、親子で寝ていても刺されるのが子供や赤ちゃんに集中しているのはそのためです。
また、男女で比較すると、男性のごつい肌ではなく、女性の柔らかい肌の方が刺されやすいです。一般的に男女で比べた場合、ダニに刺されやすいのは女性の方です。
汗っかきである
汗をかきやすい人と乾燥肌の人だと、前者の方がダニに刺されやすい傾向になります。これは汗の成分がダニを引き寄せる、のではなく、汗によって肌が高温多湿になるからです。
ダニは湿度が高い環境を好むので、人肌の温度と汗でぬれている環境に寄ってきます。乾燥肌ではなく、よくダニに刺される人は、寝ているときなどに大量に発汗しているかもしれません。
お酒が好き、スポーツ後など二酸化炭素を多く排出する人
ダニは二酸化炭素に反応して寄ってくる性質があります。スポーツ後は激しい呼吸をしていて、呼吸すると吐く息は二酸化炭素が多いですよね。それにダニが反応して寄ってきます。
同じことはお酒を飲む場合も該当します。お酒を飲むと、代謝の過程で二酸化炭素が排出されます。それでダニが寄ってきます。寝酒をする人は心拍数が上がり、呼吸のペースも増えるので、ダニに刺されやすくなります。
アレルギー反応が出やすい
最後はアレルギー体質かどうかです。花粉症や食べ物アレルギーもそうですが、同じものが体内に入っても、アレルギー反応(腫れや咳)が出る人とでない人がいます。
ダニに刺されて赤く腫れてかゆいのは、体内のアレルギー反応(アナフィラキシーショック)によるものです。つまり、ダニに刺されても腫れない人や、あまりかゆくない人がいます。すごく腫れてめちゃくちゃかゆいという人は、ダニへのアレルギー反応が大きいことが予想されます。
ヒョウヒダニやコナダニに対するアレルギーがメインですが、刺すダニへのショック反応についても、医師に聞けばその軽重がわかります。
ダニアレルギーについては、皮膚科、呼吸器科等で受けられるアレルギー検査で、重度なのか軽度なのか分かりますので、一度検査してみてもいいですね。
ダニアレルギーって何? | アレルギーの病気について | アレルギー支援ネットワーク
ちなみにこれは筆者がアレルギー検査をしたときの結果です。
ヒョウヒダニ、コナダニについて調べていますが、アレルギーの度合いは弱いです。刺すダニについても同様の傾向なのかもしれず、この結果をもとに医師に聞いてみましょう。
ダニに刺されたと痕(跡)の腫れ方の画像、対処法を解説します
刺されてこのような感じになれば、それはダニによるものなのかもしれません。
刺すダニ ツメダニ
まずは、いちばん刺される機会が多いツメダニです。1㎜以下なので目に見えることはなく、拡大したのがこの写真です。高温高湿度の環境で繁殖するので、梅雨~夏場にかけてよく刺されることがあります。逆に冬場はあまり刺されることがありません。
人間の血を吸うわけではなく、エサとなるヒョウヒダニやコナダニを捕食しようと思って、間違って皮膚を刺してしまい、そこが腫れてしまいます。
刺されてから半日~数時間後からかゆみが出て1週間以上それが続きます。夜寝ているときなどに、服の中に入り込みお腹や太もも、二の腕など、露出していないところを複数刺されます。服の中も刺すので、ここが蚊に刺されるのとは明確に違う点です(蚊は服に覆われていないところを刺す)。
写真は、ツメダニに太ももを刺された人のものです。複数個所されていて、とてもかゆそうです。
出典:Snapmart
対処法は、以下の記事に詳しくありますが、湿気のない環境を作り、60℃以上の高熱に当ててツメダニを殺すことは大切です。刺された場合、皮膚科の塗り薬やムヒなどの市販薬を塗っておきましょう。
大事に至ることはまれなので、かゆいですがそこまで焦る必要はありません。
※ツメダニの駆除方法!症状と刺された痕の特徴と対策の記事リンクを貼る
刺すダニ イエダニ
イエダニはネズミの毛などに繁殖するダニで、このダニに刺されるということは、家の中、あるいは近くに野生のネズミがいることを表します。ネズミは様々な病気を媒介するので、不衛生な環境にあり、その改善も急務になります。
イエダニの画像は以下の通りです。
イエダニはネズミにくっつき、ネズミの血を吸って養分にしています。ネズミから人間に飛び移って人間の血を吸うために噛むことがあります。ツメダニは刺すだけですが、イエダニは血を吸われるのです。
イエダニに噛まれると以下のように腫れあがります。
ツメダニとそんなに変わりませんが、水疱としこりができます。ツメダニのように単にかぶれるだけではありません。肌の腫れはやはり1週間~10日くらい続きます。
ツメダニと違い、夏だけではなく冬にも噛まれることがあります。ネズミがいなくならなければイエダニもいなくならないので、季節や温度、湿度はあまり関係ありません。
殺鼠剤やハウスクリーニング業者のネズミ退治プランで、家の中にいるネズミを退治しなければ、イエダニの被害はなくなりません。
【噛まれた画像あり】イエダニの対策と駆除!犬や猫に寄生するって知ってた!
刺す非常に危険な マダニ
3つ目の刺すダニはマダニです。このダニは、これまでの2種類(ツメダニ、イエダニ)とは違い、目で見ることができ、室内ではなく野外の草むらや森林に生息しています。
吸血性のダニで、ハイキングや野外作業、スポーツをしているときに噛まれることがあります。
人間の血を吸うと体が何倍にも膨れ上がります。マダニの写真は以下の通りです。
出典:Snapmart
マダニが怖いのは、伝染病や感染症を媒介することで、日本紅斑熱やライム病などの感染症や、問題となっている「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」(致死率最大30%!!)を発症することがあります。
他のダニは刺されてかゆいくらいですが、マダニに刺されると、時に命に係わる重大な病気にかかることがあり、注意しなければなりません。
マダニに噛まれると、こういう感じに赤く腫れあがりますが、かゆみを伴わないこともあり、気付かず病気が重篤化してしまうケースもあります。
・・・怖いですね。しかし、命にかかわります。マダニに刺された、あるいはマダニに刺されたかもしれない場合、速やかに皮膚科等にって医師の診察を受けてください。
マダニが吸血した際、無理やり払うと、口だけ皮膚内に残ってしまい、病原菌をかえって体内に浸潤させてしまうことがあります。
「マダニに今噛まれている!」と気付いた場合、そのまま(噛ませたまま)病院へ直行してください。
噛みついたまま離れないこともあります。下のような場合、そのまま病院へ行き、周囲とともに切除することになります。
出典:豊洲佐藤クリニック
マダニは室内、家の中に繁殖するわけではないので、自分で駆除はできません。マダニがいそうな草むらには入らない、長そで長ズボンを身に着ける、など自衛策、予防策が必要になります。
刺さないダニになりますが、ヒョウヒダニとコナダニの写真も載せておきます。
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参考1 刺さないダニ:ヒョウダニ(チリダニ)
非常に小さなダニで人を刺すことはありませんが、人を刺すツメダニのエサになります。生育環境はツメダニと似ているので、ツメダニの予防=エサとなるヒョウヒダニ(チリダニ)の排除になります。
ダニアレルギーの原因になるので注意してください。
参考2 刺さないダニ:コナダニ
食べ物に繁殖するダニで、高温多湿の時期に大量発生します。1匹1匹は目視できませんが、食べ物に大量に湧くので写真のように粉がついているように見えます。
非常に持ち悪いですね。このコナダニが人を刺すツメダニのエサになるので注意してください。予防法としては、コナダニがわいた食べ物は捨てて、湿度を下げて乾燥した環境に食べ物を置きましょう。
予防と治療を並行させよう
併せて、そのエサとなるものがあるわけで、それらを除去することが大切です。一番いいのは、ダニが繁殖しにくいよう湿度を下げて乾燥させることです。
布団を干したり、除湿器を入れたりして、なるべく乾燥した室内を維持してください。また、イエダニの場合、宿主であるネズミを駆除しないとどうにもならないので、そちらを優先しましょう。
予防と刺された痕の治療を並行させて、かゆみや病気が広がらないように注意してください。
【画像あり】ダニに刺された時の原因とダニの種類別対策 まとめ
- すべてのダニが人を刺すわけではなく刺すダニと刺さないダニがいる
- 刺すダニには室内にいるダニと野外にいるダニがいる
- ダニに刺されると1週間以上腫れてかゆい
- 服の中にダニが入り複数個所を刺すことが多く、蚊に刺さされるのとは違う
- 野外いるマダニは命にかかわる感染症を媒介することがあり危険
- ダニに刺されたと思ったら皮膚科などへ行って治療するのがよい(特にマダニ)
- ダニが発生する原因を理解し、そうした環境を作らないようにする
- 室内の湿度を下げるなどダニが繁殖しにくい環境を作り予防する
- マダニは草むらに入らないなど自衛するしかない