エアコンの水漏れの原因10!水滴対策に自分でできる方法

エアコンの水漏れの原因10!水滴対策に自分でできる方法

エアコンをつけて涼んでいたら……「冷たっ!」
エアコンから水や氷が飛んできたり、エアコンから水が漏れて床がびしょびしょになっている。こんな経験ないですか?

エアコンの水漏れは結構多くの人が経験していることで、実はそんなに焦ることでもありません。ほとんどの場合は自分で直すことができるので落ち着いて対処していきましょう!

エアコンの水漏れの原因は?

この記事では、エアコンの水漏れの原因を全部で「10」紹介します。

10の原因のうちどれが当てはまるかによって、自分で直せるのか、業者に頼むべきなのか、変わってきますので、まずは原因を特定するところから始めましょう。

水漏れの原因の8割がこれ!「ドレンホース」をチェックしよう

水漏れの原因の8割がドレンホース

「これまで普通に使えていたのに急に水漏れするようになった」

そんな場合、水漏れの原因の8割は「ドレンホース」にあります。なので、水漏れが発生したらまず最初にドレンホースをチェックするのがいいでしょう。

ドレンホースとは、エアコン内部で発生した結露水を室外まで運ぶ役割を持ったホース、つまり排水ホースです。これが詰まったり、内部で水が溜まってしまったりすると排水の行き場がなくなり、室内機で水漏れを起こします。

①ドレンホースは正しく設置されていますか?


ドレンホースはじゃばら状のホースで、エアコン室外機の近くに設置されていることが多いです。まずは家の外に出てドレンホースを見に行きましょう。

1. ホースの先端が土の中に埋まっていたり
2. ホースを鉢植えや荷物で踏みつけてしまっていたり
3. ホースの先端が下向きではなく上向き・横向きになっていたり
4. ホースにくねり・たわみがあったり
するとうまく排水されず、水の逆流・水漏れの原因となってしまいます。

理想は「まっすぐ」「下向きで」「床から5〜10cm離れている」こと。
要は急勾配で水が綺麗に流れるよう設置できればいいわけです。ホースの先端を床から5〜10cm離した方がいいのは、虫やネズミがホースの中に入りづらくするため。

ホースを正しく下向きにした時に中からドバッと水が出てくれば、これが水漏れの原因だったと考えられます。中から水が出てこなければ②に進みましょう。

②ドレンホースは詰まっていませんか?

ドレンホースを正しく下向きにしても中から水が出てこない……これは、ホースの中で詰まりを起こしている可能性が考えられます。

ドレンホースの詰まりは自分で解消できます。その方法は2種類。
1. 掃除機で吸い取る
2. ドレン用サクションポンプ(ドレンポンプ)で吸い取る

掃除機でドレンの詰まりを取る!

1. ドレンホースの先端をタオルなどで覆います。
2. 掃除機をドレンホースの先端にぴったりと当て、「強」で吸い取ります。
これだけですが、効果は正直あまり期待できないです。

ドレンホースって長いので、しっかり奥まで吸い込むのは掃除機ではなかなか難しい。無料でできるので試してみるのはいいですが、基本的にはドレンポンプを使用することをオススメします。

ちなみに、ホースの先端をタオルなどで覆うのは、ホースの中の水を吸い込んでしまうと掃除機が故障する可能性があるためです。

ドレンポンプでドレンの詰まりを取る!

ドレンホースをチェック

基本的にはこっちがオススメ。ドレンホースなどの排水管の詰まりを取る「ドレンポンプ」を使用すれば、ほぼ確実に詰まりが解消されます。

使い方も簡単で、
1. ドレンホースの先端にポンプをあてます。
2. 3〜5回ほど、シュコシュコとポンプを引っ張ります(押さないこと)。
これだけです。これだけで、エアコンの水漏れの8〜9割が解消します。

ひとつ注意点としては、絶対にポンプを押さないこと。水が室内機の方に逆流してしまいます。

ドレンポンプはかなり効果が高いので、買っておいて損はないと思いますよ。安いものなら1,000円、いいものでも3,000円もあれば買えちゃいます。業者に詰まりをとってもらうと1〜2万円するので、全然安い出費です。

安いのならこれとか、

エアコン用 ドレンつまり取りポンプ:964円

ちょっといいのならこれとか。これなら先端が曲げられるようになっているので、壁に沿って設置されているドレンホースにも接続できます。


イチネンTASCO TA918SX ドレンホース用サクションポンプ:2,376円

もしドレンポンプを使っても水漏れが治らない場合、ドレン以外に原因があるのかもしれません。一旦家の中に戻って、他の可能性を潰していきましょう。③に進みます。

③エアコンフィルターは汚れていませんか?

エアコンフィルターは汚れていませんか?

ドレンポンプを使っても直らなければ、次にチェックすべきはフィルターです。

フィルターが汚れているとエアコンが室温を正しく感知できません。それにより、例えば室温がすでに設定温度と同じになっているのにも関わらず余計に冷やそうとしてしまいます。

そうするとエアコン内部で結露水が通常よりも多く発生し、水漏れが起きるのです。

この問題は、フィルターを綺麗にするだけで解決します。フィルターを取り外し、中性洗剤などを使っていいので綺麗に掃除しましょう。戻すときは完璧に乾いてから戻さないとホコリが付着しやすくなるので注意してください。

フィルターが原因であればこれで解決します。これでもダメなら次の④に進みましょう。

④風向板(ルーバー / フラップ)は結露していませんか?

風向板(ルーバー / フラップ)

エアコンの風向きを調整する板がありますね。あれを確認しましょう。

風向板、ルーバー、フラップなどと呼ばれるあれは、冷気を出す方向を調整する役割を持っていますが、冷たい冷気が当たり続けると風向板自体が結露してしまい、そこから水が垂れてきます。

これを防ぐには、風向板の向きをなるべく水平にしておくことです。水平にしておくと冷気が風向板に当たらなくなりますので、結露を防げます。

※ここまでが自分で直せる範囲です!

さて、エアコン水漏れの原因はまだまだたくさんあるのですが、これ以上は残念ながら業者さんの仕事となります。

とりあえずここまで解説した方法で水漏れの8〜9割は解消するはずなので、まずはここまでの方法、①〜④までを全て試してみてください。

以下では、他の原因についてざっくり触れていきます。自分では直せないですが、こちらである程度原因を特定した上で依頼できれば業者さんも助かると思います。

他に考えられるエアコン水漏れの原因は?

業者さんに頼むしかないものの、考えられる原因は以下です。

⑤壁の中でドレンホースが逆勾配になっている

ドレンホースの位置・つまりを解消したにも関わらず直らない場合、壁の中で逆勾配になっている可能性があります。

壁の中なので当然見えませんので、業者に依頼してみてもらうしかないでしょう。

壁の中で逆勾配になっていたら「こないだまで普通に使えたのに」とはならないはず。

エアコンを取り付けてすぐに水漏れが起こった方はこれを疑ってもいいかもしれません。

⑥ドレンパンとドレンホースが正しく接続されていない

エアコンの構造
出典:おそうじ本舗本舗

ドレンパンとは、エアコン内部の結露水を一時的にためておく場所で、そこからドレンホースに水が流れ、外へと排水されます。

ドレンパンとドレンホースをつなぐ部分が正しく接続されていなかったり、緩みなどがあれば、ドレンパンからそのまま下に水が落ちてきて水漏れします。

ドレンパンはエアコン内部にある部品ですので、分解しないと調査できません。業者さんにお願いしましょう。

⑦ドレンパンに亀裂が入っている

ドレンパンに亀裂があったりしても、そのまま水が落ちてきます。

これも自分ではどうすることもできません。
業者さんに依頼して、新しいドレンパンと取り替えてもらいましょう。

⑧フィンが汚れていないか?

エアコンのフィルターをとった先にある部品を「フィン」と言います。

フィンが汚れていると、フィンについたホコリなどに水が付着し、ドレンパンまで落ちてこなくなります。
それを送風が運んでくるので、水・雨が飛んできているような感じになります。

フィンを掃除するようのスプレーはAmazonなどでも売っていて、自分で掃除することもできるのですが、今現在すでに水漏れしているのであれば自分でやらないほうがいいと思います。

自分で掃除できるとはいえ、失敗すると故障することもある難しい部品です。

すでに水漏れという問題が起きてさらに掃除の難易度が上がっているので、おとなしく業者さんにお願いしましょう。

⑨エアコン自体が傾いている

かなり稀ですが、エアコンの室内機自体が傾いている可能性もあるかと思います。

その場合やはりドレンホースの勾配が弱くなるので、ドレンが詰まりを起こしやすく水漏れします。

これも自分で直すのは難しいですね。
業者さんにお願いしましょう。
施工ミスの可能性が高いので、取り付け業者に聞く・抗議するのもありです。

⑩エアコン自体の不具合

これも稀ですが、エアコン自体が壊れている可能性もあります。

これは業者さんに聞いてみないとわかりません。もし業者さんからそのようなことを言われた場合は、メーカーに問い合わせてみるのがいいでしょう。

メーカーに非があれば無償で交換してくれるはずです。

エアコンの水漏れを起こさないためには日々のお手入れが重要です!

ここまでで、エアコンの水漏れの直し方はわかっていただけたと思います!

では、今後エアコンの水漏れを起こさないために何ができるでしょうか。

日々のお手入れをしっかりやるだけで、水漏れを起こす可能性はぐっと減らせるんです。

月に1回はドレンの詰まりをとろう!

一番大事なのはやっぱりドレンを詰まらせないようにすることです。

  • ドレンホースの上に物を置いたりしない
  • ドレンホースの先を床からしっかり離すこと
  • 月1回はドレンポンプで詰まりを解消すること

上記を守れていればドレンが詰まることはほとんどないですし、詰まりを解消することによって綺麗で気持ちいい空気の流れを作ることができます。

2週間に1回はフィルターを掃除しよう!

フィルター掃除

フィルターの掃除も同じく大切です。

フィルターは最低でも月1回、できれば2週間に1回は掃除するように心がけましょう。
オフシーズンはしなくていいですが、シーズンごとの使い初めにも必ず掃除するように!

フィルターを綺麗に保っておくことは綺麗な空気を出すことに貢献しますし、エアコンの温度感知がうまくいくので省エネにもつながります。

定期的にやっておけば、1回の掃除は軽く掃除機で吸い取るだけで済むので簡単ですよ。

設定温度を冷やしすぎないようにしよう!

設定温度を低くしすぎると、エアコン内部や風向板の結露につながります。

もちろん暑ければ仕方ないですが、朝から夜までずっと低い温度で運転しっぱなしはよくないですね。健康にもよくないですし!

まとめ:エアコンの水漏れは8割方自分で解決できる!

エアコンの水漏れが起きたら、まずは下記を試してみてください。

  1. ドレンを正しく配置する
  2. ドレンポンプを使ってドレンホースの詰まりを解消する
  3. フィルターを掃除する
  4. 風向板の向きを水平に保つ
上記をやってみても直らなければ業者案件です。

ほとんどの場合は上記のどれかで解決するはずですよ!